2019年2月:スマホ版(DSDS機も対応)、簡単解説でだれでも確実に契約可能。新規・MNP、契約変更対応。ドコモメールの具体的な設定方法解説、3Gスマホのご紹介も!
FOMAバリュープランのスマホ持込み契約方法についての前提
DSDS時代の到来を期に、今、改めてFOMAバリュープランの活用意義が見直されています。
というのも、FOMAのSIMは現在主流のLTE/4G端末では使用不可だった為、LTE/4G・SIMフリー端末においてもFOMA契約SIMは使えない(Docomo独自規制により、通信はおろか、通話もできない)といった状態が続いていた最中、DSDS機能搭載SIMフリースマートフォンの普及に伴い、FOMAバリュープラン(3G)+格安通信SIM(LTE/4G)の同時活用が可能になったから、です。
※DSDSとは何?どういう機種があるの?という方は下記の当サイト鉄板記事をご覧下さい。

つまり、DSDSでせっかく安く運用できるようになったんだから、通話SIMもDocomoカケホーダイプラン(月額2700円)ではなく、FOMAバリュープラン(最安:シンプル・バリュー月額743円)で維持コストを安くしたいというユーザーが急増している訳なのです。
1.Docomo以外の他社製品の持ち込み契約であること。(SIMフリースマートフォン含みます。もちろんDSDS機だって該当します。)
2.技適マークがその製品に付いていること。
3.FOMAで通信可能な製品であること。(通話ができれば大丈夫です)
まず、1についてですが、これはDocomoホームページにも明記されています。
Docomo 「バリュープランご契約時のご注意」から引用
他社製品の携帯電話機などでドコモのFOMAサービスをご利用いただく場合、ドコモショップ窓口にてご利用中の携帯電話機などご提示いただくことにより、「バリュープラン」での新規契約・契約変更およびプラン変更が可能です。
なお「バリュープラン」の適用には一部条件がございますので、詳細についてはドコモショップスタッフへお尋ねください。
次に、この「一部条件」ですが、FOMAサービス契約約款(やっかん)に正式な回答がのっています。
[PDF]FOMAサービス契約約款 – NTTドコモ より引用、90ページ。オ ウ及びエの規定によるほか、FOMA契約者から当社が定める端末設備(移動無線装置にあっては、当社が無線局の免許を受けることができるものであって、技術基準適合証明規則様式第7号又は第14号の表示により、当社が無線設備規則に適合していることが確認できるもの及び当社のFOMAサービスの契約者回線に接続することができるものに限ります。)の提示があったときは、そのFOMA契約者から指定のあった1のFOMAにおいてバリュープランを選択することができます。
ここの、「技術基準適合証明の確認」が2.にあたります。
また、「FOMAサービスの契約者回線に接続することができるものに限ります」が3.にあたることになります。
3.については絶対要件ではない、というサイトの意見もありますが、少なくとも約款に書かれている以上、これがDocomoの正式見解ととらえたほうがよさそうです。実際、筆者の体験談になりますが、FOMA SIMに異常がないか確認する為に、「111に電話して見て下さい」と言われ、発着信テストを行うという手順が組み込まれていました。
ちなみに、技適マークとは、以下のようなものです。国内で売られている普通のスマートフォンでは「設定」→「端末情報」等にこのマークが認証情報と共についているはずです。
(モノによってはバッテリー取り外した内部に書かれていることもあります。)
次以降の説明は、パターンにより結構異なりますので、パターン別に解説していきたいと思います。
1.現在Docomoのスマートフォン所持、カケホーダイプランを利用している方で、DSDS機もしくは3Gスマホ(下記紹介)にてFOMAバリュープランへの変更をご希望の方。
2.Docomo以外のユーザーでDocomoにDSDS機もしくは3Gスマホ(下記紹介)にてFOMAバリュープランにMNPしたい又は新規契約したい方で、「Docomoのメールアドレス不要」の方。
3.上記2で「Docomoメールアドレス必要」の方、または現在ガラケー(フィーチャーフォン)でFOMA契約していて、「Docomoメールアドレスも引き続き使用希望」の方。
この3パターンにわけて説明していきたいと思います。
現在Docomoのスマートフォン所持、カケホーダイプランを利用している方
上記でDSDS機もしくは3Gスマホ(下記紹介)にてFOMAバリュープランへの変更をご希望の方への説明です。
これは、一番簡単なパターンです。上記した、FOMAサービス契約約款の必要事項をコピーの上(念の為。もしくは該当ページを手持ちのスマートフォンで店員さんに見せれる状態にしておいても大丈夫です。)、Docomoの窓口に持っていけば簡単に処理してくれます。もし、不慣れな(もしくは「この契約はFOMAベーシックプランしか適用できません」と言い張る)店員さんだと思ったら、「151に問い合わせて下さい」といえば、151はこの手の専門部署ですので、まず間違いなく対応してもらえるはずです。
注意点が3点あります。(重要なので必ず熟読して下さい。特に(2))
(1)FOMA SIMで確実に通信可能なように、DSDS機にはあらかじめ1つのスロットにLTE/4Gの通信SIMをセットしてから行って下さい(捨てSIMでも大丈夫です。この際なのでDSDS機購入と同時に、あらかじめ通信SIMだけ契約してから臨んでもいいでしょう。)
3Gスマートフォンをお持ちの場合、もちろんこれをそのまま持ち込んでもOKです。
ただ、その場合、実際に使う機種のSIMサイズと違わないよう注意して下さい。(下記紹介)
(2)Docomoのアドレスを使用継続したい方は、「必ず、dアカウントの利用設定を有効」にしてから契約変更して下さい。Docomoのホームページにやり方が記載されています。
→これを逃すと後で、非常に後悔するはめになるので、忘れずに!
(3)間違って、SPモード契約を外さないで下さい。これを外してしまうと、メールアドレスも消えてしまいます。
注:長期契約割引でカケホーダイプランを申し込みの方で、FOMAバリュープランに変更すると解約金が発生すると心配している人は、FOMAバリュープランでも同時に長期割引に加入することを前提にプラン変更を行う場合、基本的に解約金はかからないはずです。ただ、現段階での確定的な条件はわかりませんので、事前に151に電話して確認して下さい。
Docomo以外のユーザーMNPしたい又は新規契約したい方で、「Docomoのメールアドレス不要」の方
上記でDocomoにDSDS機もしくは3Gスマホ(下記紹介)にてFOMAバリュープランに加入したい方への説明です。
こちらも簡単です。1.のやり方と同様で大丈夫です。メールアドレス不要なので(2)は、必要ないですね。(3)SPモードも契約の必要なし、です。
上記で「Docomoメールアドレス必要」の方、または現在ガラケーでFOMA契約していて、「Docomoメールアドレスも引き続き使用希望」の方
こちらも、契約自体の基本的な流れは1.と同様なのであまり難しくはないです。ただし、1.の(2)の「dアカウントの利用設定を有効」化させるのが非常に難しいのです。
※ドコモメール設定・維持にはSPモード契約(300円)が必須
手持ちのDSDS機にてSPモード通信ができればいうことなし、なのですが、SPモード通信可能なDSDS機は現段階で存在しません。(価格.comの掲示板などの該当話題も延々ループしている状態です。)
そこで問題となってくるのが、3G対応スマートフォンの確保、です。最近では絶滅危惧種に認定されている部類ですが、これがどうしても必要です。
つい最近までは、ヤフオクで購入等しかほとんど道はなく、値段の問題(中古でも1万円近くしたりする)もあり、かなり困難な道でした。→手元に対応Docomo端末や3Gスマートフォンある方はラッキーですね。この方は特段用意の必要はない、です。
(但しOSが古すぎるとブラウザの都合でできないようです。Android4.1以上であれば、Firefox、Chromeともに最新版がサポート対象なので大丈夫なはずです。それ以下のバージョン及びiPhoneに関してはすいません、わかりません。)
3Gスマートフォンさえ確保してしまえば、SPモードのAPNを設定して、FOMA SIMでのSPモード接続が可能になります。
やり方は非常に簡単で、ドコモのページに記述があるように、アクセスポイント(APN)を「spmode.ne.jp」にするだけです。アクセスポイント名は任意、その他の項目は入力の必要もありません。図解の解説がみたい方はこちらのサイトを御覧ください(この例はFOMAでないのでLTE/4G端末でやっていますがやり方は同じです)。
SPモードで通信できるようになったら、dアカウントの利用設定を有効に設定しましょう。
※上記ページでは「ドコモホームページ」とだけ書かれていますが、http://smt.docomo.ne.jp/が該当ページになります。(スマートフォンで開いて下さい)
上記設定が完了したら、後の誤作動を防ぐため、SPモードのAPNは削除してしまいましょう。
Dアカウントさえ一回有効に設定してしまえば(上記ドコモによる説明の【7】dアカウントでドコモメール利用が有効に設定)、お好きなメールアプリでドコモメールがご利用頂けます。設定方法はドコモのメールソフト設定の説明ページを御覧ください。例ではGmailとOutlookが例に出てますが、imap対応の他のメーラーでも設定可能です。
また、ガラケーFOMA契約で、iモードアドレスをご利用の方は、SPモードを追加契約の上(ISPセット割りにより値段は変わりません)、SPモードアドレスへ「メールアドレスを入れ替え」する必要があるのでご注意下さい。入れ替え方法はこちらのサイトを御覧ください。
さあ、あと足りないのは、3Gスマートフォンそのものです!
入手可能な3Gスマホのご紹介
2018/7/25追記:2018年07月上旬まではBLU社の最新式「GRAND M」3Gスマートフォンが入手可能だったのですが、品切れにより、現在非常に手に入りにくい状態です。
→GRAND Mの在庫状況は下記にてをお調べ頂けます。
2018/11/21追記:
ちょっと型が古いですが、covia製の「FLEAZ F4s」が入荷されています(約1万円強)。もちろん「技適あり」の3Gスマホですので、このスマホでのFoma バリュープランの単独契約も可能です。
Android4.4ですが、このバージョンなら最新のChrome、Firefoxが使用可能なので、dアカウント有効化でも問題ありません。もちろんSPモードでの3Gデータ通信も可能です。
ただし、標準SIMとMicro SIMのデュアルスロット(DSDSではありません)なので、nano SIMで使用する場合、SIM変換アダプターが必要になります。(裏蓋を外したらスロットがあるタイプなので、比較的簡単にアダプターが使えそうです。※下記ビデオ参照下さい。)
製品ページ
サポート
※SIMの変換方法(ビデオ)は一番最初の動画で解説されています。
FLEAZ F4sの最新の在庫状況は下記リンクからご参照下さい。
GRAND Mが入手困難になった現在、最新型を求めるならば、輸入品(技適はありません)の検討もあり、かなと思います。
(※技適がないので、この端末でバリュープランは申し込めません)
輸入品の3Gスマートフォン最安値は今現在約8000円です。こちらの最新価格は下記リンクをどうぞ。
※「バックアップ端末としての用途としても」、3Gスマートフォンは意外とDSDS機のFOMAユーザーには重要だったりします。何しろ、DSDS機故障の際に、「FOMA SIMでの通話手段がなくなってしまう」可能性があるからです。(手持ちに、他の3Gスマートフォン、もしくはドコモのガラケーがある方は問題ないですが。)
追記1:価格帯別(最低価格含む)DSDS機種一覧の紹介記事
冒頭にも述べましたが、非常に問い合わせの多かった、DSDS機の、全価格帯別、厳選おすすめ機種の紹介を一覧形式でまとめましたので、ご興味ある方は是非どうぞ。(FOMA SIMが利用可能なことも確認済みです。)

一覧なんて読むの面倒くさいから、手っ取り早く、一番コスパ最高(低価格)でオススメの機種を紹介してよ!という方は下記記事の直接リンクをどうぞ。

追記2:HUAWEIスマホ・シリーズ特集
HUAWEI社のSIM・フリースマホ、価格帯別おすすめのまとめ記事を作成しましたので、こちらも興味のある方は見ていって下さい。当サイト最新記事になります。

追記3:Android タブレット特集
また、そろそろメイン端末に飽きてしまった方へのスペシャル企画として「おすすめAndroidタブレット一覧」記事をまとめましたので、こちらもご興味ある方は是非。

